ひとことで音読する古典

ひとことで音読する古典―100人の先生が選んだこども古典
 図書館で予約している本がたまりにたまって大変。
その大変の中からこの本を見つけた。
 なんということでしょう。
 授業のはじまりの五分の帯単元にぴったりすぎる。
 このタイミングでこの本に出逢えて良かった。いやマジで。
 二五編の古典のうち、小林一茶の俳句の提示が秀逸。以下、引用。

先生からのメッセージ

テーマ お母さんを亡くして
江戸時代の俳人小林一茶の俳句だよ。
一茶はね、3歳の時にお母さんをなくしているんだ。
そうして、8歳の時に新しいお母さんが来たんだけど、
心の寂しさは消えなかったんだ。
でも、それを俳句に表すことで、
今にも伝わる立派な作品を残したんだよ。
そんな一茶の俳句をふたつ紹介するよ。――奈良県の先生

【改ページ】

痩せ蛙 まけるな 一茶 是に有
我と来て遊ぶや親のない雀    小林一茶

この背景の提示の仕方を読んで思わず、泣きそうになってしまった。
素晴らしい提示の仕方だと思う。
この本の編纂に関わった先生のブログを偶然見つけTrackBackさせてもらったが、
この本の他の2つのシリーズである

「一分で音読する古典」
「五分で音読する古典」

帯単元で使えるのだろうか。
少々、無理あっても今年の帯単元で使いたいな。