今週のお題[増田]笑顔のもと
この春が笑顔のもとが溢れている季節である。
特に卒業式が笑顔のもとが溢れる季節である。
卒業式は、別れや旅立ちの儀式であると同時に今までを振り返り、
恩師への感謝、学友への感謝、保護者への感謝を伝える場である。
そしてこの感謝を伝えるもっとも良い方法は相手に笑顔をみせる別れることである。
卒業式中、卒業生は泣かなければならない。
職員も泣かなければならない。
保護者も泣かなければならない。
三者三様に泣かなければ良い卒業式とは言い難い。
卒業式中泣くことで式後感謝を述べ、
笑顔を浮かべることで本当のきもちというものが胸にくるのである。
つまり、笑顔の裏には涙がなければその笑顔は薄っぺらいものになってしまう。
厚みのある笑顔というのは他の感情と振れ幅が多いほど厚みが出るものである。
厚みのある笑顔を浮かべられなくても、
笑顔を浮かべるという行動が十分に人に対して感謝の意を与える。
例えばあいさつを相手からしてくれたとき。
笑顔を浮かべてあいさつをする。
道端でティッシュをもらう。
その時に笑顔で受け取る。
プリントを拾ってもらう、
手を貸してもらう。何でもいい。
事あるごとに笑顔を浮かべ感謝の意を伝える。
そのようにすることで、自分の感謝の意如何とは少し離れたところで、
人には「この人は明るく、気遣いの出来る人だ。」と感じてもらえるようになる。
今現在ACのCMでの金子みすずの童謡と同じようなものである。
「笑顔を浮かべると、笑顔を返してくれる」のだ。
そして、人はこの笑顔や感謝というものをあまりされなれていないらしい。
優しさに飢えているらしい。
笑顔のもとが溢れている陽気なこの季節にたくさん笑顔を浮かべ、感謝の気持ちを浮かべてモテ男になりたいものだ。